うつわ作りは土いじりから

長野に引っ越してから、食卓でお世話になっている農家さんにお話をいただいて、

小さな田んぼで今年からお米を作らせていただくことになった。

稲作は小学生の頃に体験でやった程度だから本当に初めて。

お米作りの先生に色々教えていただいてのお米作り。さてどんなお米になるだろう。

年間スケジュールには田んぼ仕事が加わり、やる事が多いけどもなにやらありがたい。


先日は播種作業

一粒のお米は、そういえばこれも種だったと気づかされる。

一粒ずつ芽を出させて、水が枯れないように、暗くして、20度くらいで保管して

芽が出るまで待つ。

6月初めには田植えの予定。

稲がみのる景色はまだまだ想像もできないけれど。

家のまえの耕作放棄地では、漆の苗を40本植えた。

文化財漆協会の団体でも植栽活動はしているけれど、

自分の手で、自己の管理で行うのは初めてで、やっぱり意識が変わる。

漆が掻けるのは15年後〜。

植栽は気が長い。

集落のみなさんのご協力と、ご理解があるからこそできるありがたさ。

掻くのは自分ではできないから、漆掻き職人の竹内さんにお願いできるように

漆がよく出るクローン苗を植えて。

鹿対策をしないと食べられてしまうのは目に見えているから、個人でできる範囲の

食害対策の実践。


あっ

作っているんじゃなくて、土からいただいているんだ

うつわ作りは土をいじるところから