宮下智吉 漆の器
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食卓で使いたい器を考えています。
それが、普段使いのものであっても、特別なものであってもいいのですが、
食卓を囲んでご飯を食べることは、何よりも大事なことなのだと思っています。
家族でも、友人でも、初めて会った人であっても、
囲んでご飯を食べると、会話も弾み仲を深める気がします。
食卓で使いたい器を考えて作ることによって、
僕はみんなと食卓を囲んで話をしたいのかもしれません。
ごはんのことも考えます。
何を食べたいか、それをおいしく食べるにはどういった器がいいだろうか。
かたちよりも、もっと大事なのは、
その器があることで、食卓が明るくなったり、
周りの空気がふっと軽くなったり、会話がはずんだり、ご飯はもっとおいしくなったり。
器そのものよりも、空気感だと思っています。
そんなものになれるように努めたいと思っています。
漆の器に”温度”を加えられるように。
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