決めているわけ

「何よりも先に、制作の糧となることに使う」と決めているのは、師の一言から。

 師の増村先生が初めての展示での報酬を全て、木地の購入に充てた話をしていて、

まずは形からでも真似をして、師の見えている景色に近づきたいと思ったから。

 

 将来を見据えての投資とは違くて、そういう習慣になっていないと身体が反応するのは、

生きる為に作るのではなくて、作る為に生きている身体になれてきたのかもしれない。