photo by:  ©️大沼ショージ

Babaghuri Table  宮下智吉 展     


11月16日(土)〜11月24日(日)

ババグーリ京都

京都市中京区姉小路通堺町東入ル大阪材木町686-2

11:00~19:00

在店:16.17.18.23.24  (各日13:00~17:00)




漆工 宮下智吉 個展 「家族の漆」


2024年12月6日(金)〜15日(日) 

in-kyo

福島県田村郡三春町中町9

10:00-17:00

水・木 定休

在店日:6・7・8・15


宮下智吉 漆の器


2024年度の展示予定

 

11月16日〜24日        京都ババグーリ    個展

12月6日〜15日             三春 in-kyo     個展

12月6日〜22日     青山ババグーリ   お守り展

2月7日〜20日       京都ババグーリ   お守り展

3月15日〜      清澄白河     

          

詳細はまた近くなりましたらお知らせいたします。

お知らせ

ババグーリ京都さんでの展示が11月16日より始まります。

曲ものプレート


木を型に嵌めずに曲げると、それぞれ勝手な癖で曲がってくれる。

それを矯正はせずに、できた癖のまま、木に寄って作ると

その木にも無理がない器になってくれているように思います。



曲物を始めたいと思ったきっかけは、輪島の曲物師に出会ったから。

木が曲がる軽やかさ。轆轤や刳りものではできない、外に広がる造形のおだやかさ。

ヒバのいい香り。軽さ。

作り上げるまでの工程にも感動を覚えた。




職人さんと材料を買いに材木屋さんに行った時の話。

向かう時に『上から取れよ(積んである材料を選ぶなよ)』と言われた。

何のことかよくわからず、あるものの中から良い材料を選ぶに決まっていると思っていたので、目が詰んだもの、節の無いもの、と、良い材料をと積んでいる中から選んだ。


帰りの車の中で『作家や学生さんは、良い材をと材料を選ぶが、

ワシら職人は積んである上から取る。

そうしないと材木屋が悪い材だけを抱え込んでいってしまうことになる。

色々な木があって、それに適した方法で品物を作っていくのが、技術なんだ。』と。

一人で製作しているのではなくて、製材する材料屋さんだったり、色々な人との関係性があって自分の仕事が成り立つと考えている。

その考えにも深く感動をした。


木には少しのフシとか、捻れとか、型通りに作るのが向きにくい癖のあるものもある。

悪い木と決めつけてはいけない。

それの中に愉しみを見つけていくことをして、いい器に作り置き換えることができるか。

それぞれの理由で自由に曲がったものたちを

曲物師匠の言葉も胸に、自問して、時に励まされ、制作をしている。



Babaghuri Table  宮下智吉 展  

   

11月16日(土)〜11月24日(日)

ババグーリ京都

京都市中京区姉小路通堺町東入ル大阪材木町686-2


11:00~19:00


在店:16.17.18.23.24 (各日13:00~17:00)








photo:©️大沼ショージ


Babaghuri Table  宮下智吉 展


11月16日(土)〜11月24日(日)


ババグーリ京都

京都市中京区姉小路通堺町東入ル大阪材木町686-2

11:00~19:00


在店:16.17.18.23.24 (各日13:00~17:00)


maldaの器は、ババグーリの小鉢が収まる深さだったり、客室に運ぶための蓋だったりと、

その場所で使うことを考えて、何度か相談して出来上がった器でした。

おひつのようですが、おひつでもなく。箱でもなく。その器を指す名称がいまだに見つからないのは、

maldaの朝食で使われる器」に合ってくれたからかもしれません。

おいなりさんがぎゅうぎゅうに入ります。


手の大きさがそれぞれ違うように、器もそれぞれがあっていいと考えています。

重さも。薄さも。表情も。大きさも。

それぞれの場所にちょうど良いものがあれば、うれしいのですが。

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ものを作るにあたって

そのものがあることで、使う人の生活や、気持ちが保たれるもの。

安心するもの。ごはんだったら美味しくなるもの。

うれしくさせるもの。でありたいと願っています。

それは、生活必需品とは違う意味の生活に必要なお守りのようなもので、

ものを作る責任として、そこを目指したいのだと思います。