お守りを作るような

制作しながら考えることはいつもたくさんあるけれど、

これから自分がやれることは、

例えるならば、お守りを作るような姿勢で制作していきたい。


器としての使いやすさとか、

必要だとか、便利さ、耐久性といったものは、マナーとしてある程度は大事にして、

そういったことでは測れないこと。

気持ちを上げたり、安心できたり、

ごはんが美味しく食べられたり、

美味しく作ろうと思ったり、ご飯食べなきゃって思ったり、

どこかで、人と家族や、場所を守ってくれるような

ものを残していければと思っている。


世のお母さんが、家族に作るいつものご飯も、

持たせるお弁当も、元気で行ってらっしゃいという

お守りと同じようなものだと思う。


お守りを作ろうとしたら、作る前にたくさん整えないと。

効率の良さも、急いで慌てて作ることも、

身体の無理も、意地も、見栄も、顰めっ面もいらない気がする。

お守りを作るような姿勢というのは、

量産も興味が向かない、制作に入るための助走がいつも長い、

僕には向いている考えなのかもしれない。


少なくとも自分の家族とチームには、

日々制作していること、

器を残していくことが、安心というお守りになってくれるように。

努めていきたいと思う。


家族は僕を残してインフルエンザ連休

みんながんばれ