料理が身につくお弁当
料理家、角田真秀さんの新刊がもうすぐ発売します。
すみやの真秀さん、和彦さんと知り合って10なん年。
いつかお弁当の本を出すって何度も聞いた。
当時半信半疑だったけど、それを実現している。
ホントにすごいと思う。
初めてのアユミギャラリーでの個展で、どこにDMを出していいかわからず、
当時は九段下にあった真秀さんの両親の店、『まるみ』に、たくさんおいていただいた。
当時の展示のことを、今でも鮮明に覚えていてくださって、
あの時が一番よかったと、時折、叱咤激励をいただいている。
最近はお忙しそうで、年に1度も会えない時もあるけど、
器を作っていると、よく頭の中に言葉と、会話が浮かぶ。
会っても、会わなくても、
自分にとっては大事な存在の一人であることは変わらないんだろう。
当初めての個展のような、あの純粋でワクワクした感じ。
それに憧れて、忘れずにいたい。
3月この季節になると、毎年、九段下のまるみにDMを届けに行ったことを思い出す。
ランチの定食の味を懐かしく思う。
牛スジ、コロッケ、大間のマグロ。円卓で大根の面取りをする真秀さん。
厨房の和彦さんの笑顔。
お弁当の本を読んで、今の自分の器に料理が盛られている姿が想像できるか、
持っていきたい弁当箱であるか、もう一度確認したい。
料理が身につくお弁当
すみや 角田真秀 (著)
3月15日発売します。
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